
Art
創作活動における作風について
人や服や植物をモチーフに、平面や立体の作品を作ります。模様のような平面的な表現と奥行きのある立体的な表現を組み合わせて、平面と立体の中間のような世界を描いています。
ボールペンや粘土といった身近な素材を使いシンプルな工程で制作しています。
架空の世界を主に作り上げていますが、それは自分の中に塵のように積もった記憶が理想(憧れ)のイメージに咀嚼され、その世界を再現したいという衝動となり、最終的に手でペンを動かすという不完全な身体運動によってプリントアウトされています。
それは、自分と自分に関わった事象の歴史を、自分という仕組みを通して表出させており、それがオリジナリティになり、基本的に架空のものを描くという私の作風にも繋がっているのではないかと感じています。